『 ジャガイモの花と自遊を恋いし日々 』

青柳仁

2012年12月23日 21:48



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 言葉あそび575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★





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傷心を癒せ愛しの冬すみれ

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 老いるといろいろと心を傷めることも多くなるのでしょうね・・・
 それは老いという免疫力の低下であったり、精神力にも翳りが現れたりするようになるのでしょうね。無力をはがゆく感じることもありますけれど、加齢は受け容れて、それなりの身の処し方を工夫していくほかないのでしょう。


 傷心を癒せ愛しの冬すみれ   仁


 すみれの精に春をもらわん


 「傷」は白川静さんによると<人の精気が衰え、そこなわれること>をいうんだそうです。老いは、確かに、精気の衰えを感じて寂しくなりますね。・・・一休さんは死ぬ間際も森女さんに春をもらいつづけました。一休さんのようにいつまでも<死にとうない>と精気満々で生きる夢を見ていますけれどね・・・


 「傷」の語源
 形声。音符は「△しょう(傷の左)」。「△しょう(傷の左)」は「□昜よう(陽の左。陽光の意味)」の上を覆う形だそうです。
 「□昜よう(陽の左)」は陽の元字で、玉(日)を台(一)の上に乗せ、玉の光が下方に放射する形です(「勿」)。太陽は命の力の源ですから、その霊力は大きく、その霊の力を玉に呼び込んで、人の精気を盛んにする魂振りの呪儀を示す形に作られているんです。
 「傷」の左「△しょう」はこの「□昜よう(陽の左)」を「ノ一」で上から覆い被せています。だから人に精気を与える呪儀が妨げられて、人の精気は衰え、損なわれるんです。このことを「傷」といったんですね。
 『説文八上』では「創キズなり」として、槍による傷としているそうですけれど、白川さんは傷は体の「きず」だけではなく、心の「きず」、心が「きずつく」意味ともなると説明しています。心を傷める、悲しむ意味の傷心があります。・・・感傷も同じ心の傷みを表す言葉なんですね。


☆☆☆ 漢字物語0097『 「陽」 下方に放射する玉の光 』 へどうぞ!!! ☆☆☆
 


 易しきにつかず感傷冬景色   仁


 麦踏むごとくこの道行かん





☆☆☆ 花人さんの『 暮らした時代~老いたウェテルの悩み 』 への交心です。 ☆☆☆
 







★ 徒然575交心w12k122301

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ジャガイモの花と自遊を恋いし日々

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 > 自由から逃れるためにジャガイモの花の慈愛と暮らした時代   花人


 ジャガイモの花と自遊を恋いし日々   仁


 芋のしずくの今も愛おし


 在りし日の心傷めし片恋の在りし日のまま蹲り居る   仁


 不作法ご寛容ください。





★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 言葉あそび575交心w12k121303『 凍星やひとつひとつの星に薔薇 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 優游575交心w12k120708『 相見んと念えど雪の深さかな 』 へどうぞ!!! ★★★
 




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