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2012年12月22日

『 かまくらの一夜かぎりの祈りの灯 』

★。・。・゜♪゜・。・。★ 言葉あそび575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 言葉あそび575交心w12k122105

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われに来て情をすすげよ雪女郎

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 かまくらは不思議な発明だとずっと思ってきました。
 いつ頃から、どこの人たちが考えついたものなのでしょうね・・・
 秋田県や新潟県の雪国の小正月伝統行事がはじまりで、「竈」に似ているから「竈鞍」、あるいは神の御座所「神座クラ」が転じたものだと説明されていました。
 秋田諏訪宮の「六郷のカマクラ行事」は約700年の歴史があり、国の重要無形民俗文化財だそうです。子どもたちが水神様を祭る行事だということです。それぞれのところでそれぞれの祭事が行われてきたのですね。
 雪のない筑後ではほんげんぎょうの火祭りを子どもたちが田圃で行いますが、同じ火祭りなのでしょうね。

 もっと古い時代には、人々は雪とどう向かい合っていたのでしょうね。
 筑後にいると部屋温度10度でも寒い寒いと暖を欲しがってしまいます。軟弱ですよね・・・


 「雪」は「雷」や「雲」と同じ語源かと思っていましたけれど、象形文字はそのまんま空から雪片が舞い落ちる形だそうです。<甲骨文字によると、その雪片は羽の形のようにも見え、また小枝などに付着している形のものもある。「ゆき、ゆきふる」の意味となる>ということです。

 「雪」の雨の下の「ヨ」は「手」だと思っていましたから、人が雪片を手で掬っている形を想像していましたけれど、『字解』には「手」の解釈は一言もありません。篆文でもあきらかに右手の形の「ヨ」になっているのですけれどね・・・
 古代人も雪には難儀したでしょうけれど、それだけにその雪を手で掬った時に、「美しい」と感じたり、食べて「美味しい」と喜んだり、雪を清々しくも感じていたのだろうと思うのですけれどね・・・

 <刷さつ(はらう、ぬぐう)・拭しょく(ぬぐう)と音が近くて通用し、「すすぐ、ぬぐう」の意味に用い、雪辱(以前受けた辱めをぬぐい去ること)のようにいう>とあります。   。。。『字解』p401


 雪に、やはり、濯ぐ意味があり、心を清めるとか、汚れを落として清清するとかいう意味もこめられていることに、ちょっと、ほっとしました。


 われに来て情をすすげよ雪女郎   仁


 心も雪のすずしさに在れ





★★★ フォト575『 うつくしい命とことばと銀世界 』 への交心です。 ★★★
 

『 かまくらの一夜かぎりの祈りの灯 』





★ 言葉あそび575交心w12k122104

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かまくらの一夜かぎりの祈りの灯

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 > 戯れに  出窓覗けば  銀世界
                  番の仲  雪心   花人


 番の仲の鳥獣たち寄る辺なければ軒に来よ   仁


 花人さん、交心ありがとうございます。
 どこまでなりきり言葉あそびで風土や人情に溶け込めるのかと窘められることばかりですけれど、ちっごの鄙に居ながら、ネット吟行で、どこにでも飛び込んで、なりきり吟行遊びを楽しませてもらっています。
 みなさんの開かれた心に感謝です。


 琥珀さんときららさん、恋人同士のように仲がいいんですよ。けれど雪呼さんの用心棒であり、居候でもある義兄弟なんです。おっとり琥珀さんに無鉄砲きららさん。早朝から雪呼さんを起こして、戯れ遊び。きららさんはお返しにと雪の中からでも蜥蜴やネズミは捕らえてきてくれます。


 せめて塒を奪われた雪夜くらいは、鳥獣さんたちも仲良くなって、塒を分かち合えるようになれればいいのですけれどね・・・


 かまくらの一夜かぎりの祈りの灯   仁


 小さきものの寄り来て継がん


 <雪心>に、争いのない世界を幻想してしまいました。
 閑老仁のつぶやきとご笑殺ください。





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 言葉あそび575交心w12k121401『 木枯らしや牧場に牛の影もなし 』 へどうぞ!!! ★★★
 

★★★ 優游575交心w12k120708『 相見んと念えど雪の深さかな 』 へどうぞ!!! ★★★
 



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